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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    全く中身は違うのに、・・・。

    知己94レリーフ 松田光司作
    「 知己'94レリーフ 」

    みなさんはこういう経験がないだろうか?


    テレビなどで派手に宣伝し、ぜひ観たいなぁと思っていた映画。

    これをロードショー期間中に見損ねてしまった場合、仕方ないので、その作品がDVD化され、レンタル店に並ぶまで待ったりする訳である。

    しかし、それまでの期間も長いため、すっかりその映画の事も忘れてしまっていると、いつの間にかそのDVDも目立つ新作コーナーからはずされ、目立たない旧作コーナーに1本置かれるだけになってしまったりする。


    ・・・さて、この状況で、レンタル店にてこのDVDを発見した時、どう感じるか?

    あの数ヶ月前、宣伝を見ながら感じた『わぁこの映画面白そう、ぜひ観たい!』と思っていた感覚がすっかり薄れてしまっているのである。

    そのDVDがまだ新作や準新作の時ならば、本数もたくさんあり、何だか魅力的な空気を発しているのだが、1本しか置いていないと、何だか他の作品の中に一緒に埋もれてしまう感じがあるのだ。

    特に、ビデオの頃と違って背表紙の幅も狭く、映像的に訴えかけてくるものも少ない。

    すると、本当にはそれぞれ中身は玉石混淆で、名作もあるし、駄作もあるにもかかわらず、同じようにパッケージングされる事により、一律同じような価値の映画に感じてしまうのである。

    あの宣伝の時感じたキラキラとした面白そうな雰囲気はどこにいってしまったのだろうと思ってしまう。



    同じ形で同じようにパッケージングされてしまった情報、・・・しかし中身は全く違う。

    その事は、頭では分かっているのだが、同列の棚に並ぶ、同じ形の入れ物なんだ、・・・で終わらせてしまう意識の方が強く働いてしまったりもする。


    ふと思う。

    毎日毎日流されるニュース、・・・どんなに重要で大きな情報でも、どんどんやってくる新しい情報に押し流され、やがては小さなパッケージにまとめられ、どうでもいい情報の詰まったパッケージとともに同列に同じ棚に並んでしまう。

    毎日がこの繰り返しであるのだが、やがては埋もれていくであろう大事な情報だけは、何とか見失わないようにしたいものである。
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    1. 2011/04/01(金) 15:53:48|
    2. 思想
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:2
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    コメント

    鉄は熱いうちに打て

    これって、営業マンが顧客心理としていつも言われるコトですね。
    クロージングまで時間がかかる場合、雰囲気が冷めないようあの手この手でジャブ打ち続けても結果は散々。
    世界は違えど、タイミングは重要な要素なんですよね。
    1. 2011/04/01(金) 18:03:42 |
    2. URL |
    3. こうだ #-
    4. [ 編集 ]

    Re: 鉄は熱いうちに打て

    一番最初に感じた衝撃や、事の重大さ、それがだんだん時とともに薄れて、やがて忘れていく事が
    生きていく上ではある意味、人間としての防衛本能のようなものなのでしょうが、風化させない努力が必要な事もあるのでしょうね。
    1. 2011/04/02(土) 10:58:09 |
    2. URL |
    3. 具象彫刻家 #-
    4. [ 編集 ]

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