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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    彫刻家になった訳。

    時の柱―春 松田光司作「 時の柱―春 」

    「 事の重大さ、大変さに比べ、その入り口はシンプルでとても単純である。 」


    先日、具象彫刻を志した理由(4月25日ブログ)を書いたが、さらにさかのぼり彫刻家となった訳を書いておこうと思う。

    これは正確にいうとまず、「彫刻家」ではなく「彫刻科」とした方がよいであろう。

    さかのぼる事28年前、場所はとある予備校、美術系コースの教官室。
    まだ何も知らない田舎者高校生の私、デッサンや水彩画を携え進路の相談へ。

    誰に尋ねて良いか分からず、とりあえず一番近くに座っていた先生のところへ・・・・。
    「(デッサンを見せつつ)僕は何科のコースを選択したらいいのでしょうか?」
    「そうだね、君は油絵科とか、日本画科もいいかもしれないけど、どちらかというと彫刻科に向いてるよ、彫刻科にしなさい!」

    まだ純朴であった私は   「はい、分かりました。ありがとうございます。」

    この瞬間、私の彫刻科、つまりは彫刻家への道が決まったのである。


    後日、彫刻科コースのアトリエに入ってびっくり。
    そこには私の進路を決定した先生が立っていた。・・・相談した相手が彫刻科の先生だったのである。


    何だそれ!というような、笑い話みたいな彫刻家への道であった。


    しかし、実際にはいつの時点でも常にその進路を変えるチャンスはあり、いくらでも他の道を選べたのである。
    でもそうはしなかったし、する必要もなかった。私に合っていたのだ。

    結局17歳という、決して早すぎず、遅すぎない丁度良いタイミングでその道が開かれた訳である。

    偶然と言ってしまえばそれまでだが、今現在、彫刻家としてこれだけやってきた活動を振り返った時、あの教官室での出会いはやはり必然であったと思う。

    その先生にあらためて感謝!
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    1. 2010/05/01(土) 22:21:33|
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