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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    作家とモデルについて。

    妖精卵―地 (背面) 松田光司作「 妖精卵―地 」(背面)

    「作家とモデルについて。」と言っても何か艶っぽいような話ではまったくない。


    モデルと言っても私の場合、大きく分けて次の2通りのパターンがある。
    ・肖像彫刻などのように絶対似せなければならなくて必要となってくるモデル。
    ・自分で好き勝手につくる時に必要なモデル。

    今回は後者のモデルについて語りたい。

    まず何と言っても必要な事・・・それはモデルから透明感を感じる事が出来るか?という事。
    前にも書いたが、私は作品づくりにおいて「透明感」という言葉をキーワードとしている。

    したがってモデルにも当然それを求める事になるため、それを感じない人にわざわざモデルを頼む事はない。

    ・・・で、制作に入る時は、実際作りたい形のポーズをとってもらう事になる。
    しかしここで重要な事は、目に見えている姿、形ではなく、私の中にすでに存在しているイメージ。

    モデルを見ながら自分のイメージに近づける作業をしているつもりであるが、ふと気付くと、まったくモデルを見ずにその周りに流れる透明感のある空気だけを見ている事があったりする。

    そう、姿形ではなく存在するという事だけでいい状態があったりするのだ。


    ・・・・・自分の内側で感じている『透明感』、そしてモデルから発せられる『透明感』、
                         それが絶妙に一致した時、作品は完成するのである・・・・・


    そう言った意味においてモデルは重要な役割を果たしてくれているのである。
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    1. 2010/04/30(金) 22:19:30|
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