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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    権威の失墜について。

    街中に昇る朝日 撮影 松田光司

    今現在、権威のあるもの、と言ったら何を思い出すであろうか?


    あえて挙げる事はしないが、色々とたくさんある事は間違いない。

    しかし、最近の傾向として、その権威と呼ばれるものに対して、尊敬とか畏怖の念とか、それほど感じてない人が多くなったような気がする。

    自分自身もそうだなぁと思っている。
    ただし、実際にどこかの国の大統領や、ノーベル賞でも貰ったような人に直接会えば緊張はすると思うが、普段はある意味、何とも思っていないのである。


    何故、そのように思うようになったのであろうか?


    私が考えるに、結局情報量の多さが関係しているのではないかと思うのだ。

    権威あるものと思われている人や物、組織の裏情報が出たり、裏情報でなくとも、テレビでわざわざ情けない姿やおかしな言動が流されたりなど、・・・尊敬する気持ちも萎えるような情報がどんどん日常に溢れ出しているのである。

    実際、権威を持つ側のモラルやレベルも下がっているのかもしれないが、それを崇高なものとして支持し、維持していこうとする側の気持ちも下がっているような気がする。


    では、そんな権威など必要ないのではないか?・・・と思う人もいるかもしれないが、決してそうではない。

    「権威」とは別な見方をすれば「社会の秩序」であると思うのだ。

    そう考えれば、間違いなく必要なものである。

    その「社会の秩序」も行き過ぎたものになれば、壊されてしまう事もあるが、それも全く何も無くなってしまえば、残るのは、・・・混沌のみなのである。


    さて、今の世界、今の日本、果たしてどうなのであろうか?

    権威が軽く見られれば、混沌とした状況が生まれるものであるし、混沌とした状況を解消しようとすれば権威が強くならざるを得ない。


    多分、この混沌とした状況は、・・・・当分続くような気がする。
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    1. 2011/02/16(水) 19:00:43|
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