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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    一人での制作。

    水の流れる壁 撮影 松田光司

    最近は大きな仕事がある訳でもないので、アシスタントを頼むこともほとんどない。


    となると当然、ずっと一人で制作をしている訳である。

    同じように一人で仕事をする人は分かると思うが、何か外に出たり、人に会ったりする予定でもない限り、本当に自由なのである。

    目の前にある、今日一日の時間がまったく自由に使えるのである。

    基本的には丸一日ずっと制作をしているのだが、気分が乗らない時などは、寝ていてもいいし、本を読んでいてもいいし、テレビを見ていてもいいし、・・・ハッキリ言うと、一人なので、誰から何を言われる訳でもないのだ。

    ・・・とは言え、休んだ分、遊んだ分はすべて自分自身に跳ね返ってくる事になるし、当然誰かが、その分やってくれる訳でもない。

    という訳で、自分なりに長期の大まかな予定を立てておくわけである。

    そのおおまかな予定から換算して、『今日1日で、このくらいは進めておこう。』という事くらいは決めておくのである。

    しかし、よほど急ぎの仕事が入っている時はまた別だが、結構一日の予定が変わる事はよくある事なのである。

    要するに、自分で決めた「大まかな予定」が本当に大まかなため、どんなに予定を変えても、その枠をはみ出してしまう事が、ほとんど無い。

    単純な話、その日の気分、・・・この気分によってコロッとやることが変わってしまうのである。
    これも一人で制作するがゆえの気楽さであろう。


    何だかこうして文章に書いてしまうと、何だかゆるい感じがしないでもないが、このゆるさ(ゆとり?)の部分が制作する上において大事だったりするのだ。

    一つの作品を仕上げるのには、以前から言っている通り、ものすごいエネルギーを必要とする訳なのである。

    このものすごいエネルギーを作品に注ぎ込むためには、ただ押しまくるだけでは、何ともならないのである。

    押したり、引いたり、眺めたり、・・・気まぐれなようだが、こんな過程を経ながら、確実に作品は仕上がってゆくのである。
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    1. 2011/02/10(木) 19:16:50|
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