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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    搬出。

    麗静からの視点 撮影 松田光司
    シエール個展会場 「 麗静 」からの視点。

    毎回感じる事なのだが、搬出の時は何とも寂しい気持ちになる。


    個展と言うのは当然、自分一人の作品だけで空間をいっぱいにする訳である。

    すると、彫刻を陳列した瞬間、単なる部屋であった空間が全く違った心地よい空間に生まれ変わるのである。

    ・・・で、その心地よい空間で1週間以上(時には2週間)過ごすとそれが当たり前の状態になるし、またその空間に愛着もわいてくる訳である。

    そして、すっかり慣れ親しんだころに個展の会期も終わり、搬出の日はやってくるのである。

    今回のシエールのようなギャラリーは、企画展の間隔も比較的ゆったりと入れているため、搬出も余韻にひたりながら、余裕を持って出来るのだが、例えばデパートでの個展ではそうもいかない。

    あとに控える次の作家の陳列準備を横目に見ながら、必死で作品の撤去、梱包を行うのである。

    撤去が終わったその数十分後には、次の作家の作品が並び、全く違った空間となってしまうのだ。

    その点、シエールではとりあえず、次の作家の作品がすぐに並ぶ事はないが、一旦ガランとした殺風景な空間になってしまうのである。

    どちらの方が、より寂しいとか比べられるものでもないが、どっと力が抜けてしまう事に間違いはない。

    ただし、ギャラリー側からすると、作品の入れ替えというのは、毎週もしくは毎月行っている作業なので、意外とさっぱりしていたりもする。

    私としては、彫刻を撤収してしまったガランとした空間を眺めながら、やはり名残惜しい気持ちも残しつつ、ホッと一息というところであろうか。


    さて、ギャラリーシエールでの個展もありがたい事に盛況のうちに無事終了。
    本当に多くのお客さんが来て下さり、嬉しい限りであった。
    新しく知り合えた方々もたくさんおり、間違いなく次につながるステップとなった事にあらためて感謝!

    会場にお越し下さった皆さん、そしてギャラリーの鈴木さん、奥さん、本当にありがとうございました。
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    1. 2011/01/23(日) 19:35:53|
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