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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    力まかせではなくなる時。

    妖精卵 空―風(部分) 松田光司作「 妖精卵 空―風 」 (部分)

    以前も少しふれたが、歳を取るとパワーだけでは物事が進まなくなるものである。


    私は元々体育会系の人間なので、余計にその衰えははっきり分かったりするのだ。

    まあ作品に関しては前にもふれたとおり、その時にしか出せないものを出すからそれはそれでOKである、というような事を書いたのだが、実際スポーツをする時にはどうなのか?という事について少し書いてみたい。

    今でこそ、彫刻の方が忙しく、ほとんど運動をやらなくなってしまったが、20代の頃は色々とやったものである。

    例えばスキーなどは全然上手くなかったのだが、上達方法として、とにかくこけまくってもいいから、体が自然に覚えるまで滑りまくる、・・・といったようなかなり強引な力任せの方法で滑れるようになったりした訳である。

    スキーに限らず、とにかく全てがそんな調子で、体を酷使し何としてでも体に覚えさせるといったやり方ばかりであったのである。

    しかし、やがて歳も取り、その方法では体の動かし方を覚える前に、体が壊れてしまうという状況にだんだんなっていった訳である。


    まあそんな頃の話である。

    近所にある公営プールにたまに行ったりしていたのだが、まあそこそこ普通には泳げる、・・・といった感じであった。

    しかし、バタフライだけは一度も習った事もなく、またやってみようと挑戦した事もなかったのである。
    しかしある時ふと、昔の体育会系魂が甦り、ちょっとバタフライのまねごとをしてみたくなり、少しやってみたのだが、全く訳が分からず、ただおっさんが溺れているだけみたいな感じになってしまったのである。(まあ当たり前と言えば当たり前)

    ここで昔ならば、やみくもに溺れそうになりながらも、適当にバタフライのまねごとを続けて、やがて何となくそれらしく泳いでしまう所なのだが、おっさんになってしまったその時の私は違ったのである。

    何と、水泳の本を買って熟読したのである。(昔ならば考えられない事であった。)

    ・・・で、本に書いてある事を頭の中で、何度も繰り返しイメージトレーニングをしたのである。

    その結果、・・・・何と2~3回プールに通う内にバタフライが出来るようになってしまったのだ。


    そうなのである。体を酷使出来なくなった分、頭を使うようになったのである。
    当たり前と言えば当たり前の話だが、私の中では相当画期的なことであったのだ。

    こうして、力まかせで何とかしてしまうという方法は、これ以降卒業したのであった。
    (体を壊したら元も子もないしなぁ・・。)
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    1. 2011/01/02(日) 19:00:24|
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