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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    たき火。

    妖精卵―風 (粘土途中) 松田光司作「 妖精卵―風 」 (粘土制作途中) ギャラリーシエールでの個展に出品予定。


    昔は冬になると町のあちこちでみられたたき火の光景。
    今では、ダイオキシンの問題がおきてからというもの、全く見られなくなってしまった。
    (ダイオキシンの問題もどうなったんだか?)


    この寒い時期になるといつも思い出すのが、父の仕事の手伝い

    現場はだいたい屋外が多かったのだが、当時は今より寒くまず間違いなく霜が降り、水たまりの水は凍っていたものである。

    ・・・で、現場につくとまず最初にやる作業が、地面に落ちている枝や枯れ葉、ゴミなどを集め、たき火をする事であった。

    朝、7時前後の現場は本当に体の芯から冷えるような寒さであったのだ。

    そのたき火で暖まりながら、何を話す訳でもなく、何を考える訳でもなく、ただ火を見つめ、かじかんだ手をかざすのであった。
    その時間は仕事としては何もしていない状態ではあるのだが、何だか貴重な得がたい時間を過ごしているように感じていた。

    今に置き換えるならば、制作を始める前にゆっくりと飲む一杯のコーヒーに相当するような時間であったのかもしれない。

    流石に今は庭でたき火などは絶対出来ないが、今振り返って思うと、たき火というのは暖かさを感じると言うだけではなく、そこに安らぎや安心感といった癒しも感じていたのではないかと思う。

    その証拠にたき火をしていると、全く面識がなくても朝から散歩している近所の人が「ちょっと当たらせて下さいね。」とやってきて、たき火を囲む輪が広がったりする事はしょっちゅうある事であったのだ。

    今は父も隠居し、真冬の早朝から外で仕事をする事も無くなってしまったが、今でも、もし寒い朝にたき火を見かけてしまったら、・・・フラフラと「ちょっと当たらせてもらっていいですか?」とその輪の中に入っていくような気がする。

    ・・・とりあえず、今はコーヒーであったまって、さあもう一仕事しますか。
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    1. 2010/12/25(土) 17:58:36|
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