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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    人に動いてもらうには?

    妖精卵 空―火(石膏) 松田光司作「 妖精卵 空―火 」 (石膏部分)

    誰か人に、自分の思う通りに動いてもらいたい時、どうすればいいのか?
    いつも通り経験からの話なので、せいぜい数名に対してどのようにしたか、という話である。


    まず絶対にやってはいけない事なのだが、自分が相手を教育してやろう、などという気持ちで接する事。

    初めから人間関係が、上司と部下、先生と生徒、親と子、などのように形だけは上下関係がありそうな場合でも、「絶対従わせてやろう。」とか「俺があいつを変えてやろう。」みたいな接し方では気持ちよく動いてもらう事は出来ない。

    結局人が人に従う場合と言うのは、その人の事を心の底から信頼していたり、尊敬していたりする場合で、そう感じない場合、相手がどんなに目上だろうが、地位が高かろうが、絶対に従う事はないのである。(逆に言えば年下でも信頼さえあれば、従うものである。)

    信頼のないまま従う場合と言うのは、力任せの場合だけで、従う側は仕方なく表面的に従っているふりをしているだけなのだ。

    ではどうすればいいのか?

    これに対し答える前に、ひとつ大前提がある。
    それは、自分が過去に色々な人の手伝いの経験を、数多く積んでいるべきである、という事。
    要するに使われた経験のないような人は使われる側の気持ちを、まず理解するのは難しいであろうと思われるからである。

    さて、その前提に立って考えよう。
    いくつでも答えはあると思うのだが、ここでは私の考える範囲で三つの事について話してみたい。

    まず一つ目。
    何と言ってもまず自分でこれからやる事について実践して見せる事である。
    その時、当然自分は万能ではないので、見栄を張らず、自分が知らない事や出来ない事も伝えておく事。

    二つ目。
    個々の能力を早い段階で見極める事、そして個々の適正にあった仕事を振る事。
    当たり前の話だが、やはりコミュニケーションをとる事である。人物像をおおよそつかんで、実際、少し作業の様子を見てから、本作業をやってもらうと上手く行く事が多い。

    最後、三つ目。
    やってもらっている事で誰かが失敗した場合、内々の事ならば、すぐ自分が対処する事。そして、もしその失敗が外に対しての物ならば、必ず、自分が謝る事。
    当たり前すぎる事かもしれないが、最後の責任は絶対に自分がとる事である。

    だいたい、この三つを実践すると、スムーズに動いてもらえる事が多かったように思う。
    何か、普通すぎる三つの事で、拍子抜けされたかもしれないが、とりあえず、今までの経験から得た事が以上の三点であったという事である。
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    1. 2010/10/26(火) 11:54:57|
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