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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    一つの作品から、二つ、三つと・・・。

    奏想と奏想マスク 松田光司作右の作品「奏想マスク」は左の「奏想」の顔部分を利用して制作されたもの。

    さて、9月23日のブログでは、モデルをみながらの制作中に、次の作品のインスピレーションが降りてきてしまうと言う話をした。
    これと少し似ているが、違うパターンがあると言う事について、そういえばまだふれた事がなかったんだと、つい今しがた気付いたので少し書いてみたい。


    自分の中ではあまりに当たり前にやっていた事であり、インスピレーションがどうとか思わす、まったく無意識に進めていたため、自分がそうしている事さえ忘れていた事である。

    まあそうたいした事でもないのだが、それはこう言う事である。

    ひとつの作品をつくり出す時に、その粘土の形、もしくはその石膏の型などをうまく使い、そこから別な2~3種類の作品をつくってしまうというもの。

    簡単な例で言えば、立体の全身像や首像制作の時、上手く石膏の型を使い、マスクの作品もつくってしまうといったようなもの。(上写真参照)
    もとは同じ形の粘土作品から二つの違ったタイプの作品が生まれるのである。

    他にも色々なパターンがあるのだが、ある意味、どんな作品をつくる場合でも、何かこれを利用して違う雰囲気の作品が出来ないかなぁ?・・・と、自分の場合、無意識下では探っているようなのだ。

    ただ、あまりに他人事のように、何となくとしか思っていないので、ふと気付けば一つの作品から2種類目3種類目の作品が生まれてしまった、という感じなのである。

    絶対2点目3点目も出してやるぞ、などと気負って考えていない分、それが生まれ出てくれた時には、自然ないい形が出てくれるのであろうと思う。

    もとは同じ形でも、ちょっと見せ方や切り方を変えるだけで、こんなにまったく違う作品として生まれ変わるのだ、という事を自分自身が一番楽しんでやっているのかもしれない。
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    1. 2010/09/28(火) 10:13:33|
    2. 彫刻
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