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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    「目」の表現について。

    さまざまな目の表現 松田光司作

    さて、7月17日のブログでは「髪の毛」と「布」表現について語ったが、今日は、彫刻における「目」の表現について語ってみたい。


    まず首像をつくる上において、大まかに三種類の違った要素が存在する。
    「皮膚」「髪の毛」そして「目」である。

    この三つの中でも「目」というのは特殊で、存在感も大きいし、いろいろな意志もあらわしてしまうものである。
    「目」の表現次第で作品の雰囲気もまったく変わったものとなってしまうのだ。

    今まで、このブログでも作品の写真を何枚か掲載しているが、私の場合、目の表現もさまざまである。

    作家によっては一度決めた目の表現を変えることなくずっと同じにするという事もあるが、私はそうはしない。

    決して自分の表現がまだ定まっていないという事ではない。
    実は毎回、作品の方から「こうしてくれ!」と訴えかけられているような感じがあるのだ。

    要は作品の放つ雰囲気によって、目の表現も変えざるを得なくて変えているのである。

    今までおよそ10種類ほどの方法を用いているが、毎回自然と出てきたものである。
    何度かこのブログでも書いている事だが、制作する前から、明確なイメージがあり、そのイメージ通りにつくっていく場合と、制作しながら、感じるままに、気の向くまま進めていく場合がある。

    どちらのつくり方の場合も、目の表現方法であまり考え込んで悩んだ記憶はない。
    ある意味作品の放つ空気感まで変えてしまうような、重要な部位だけに、逆に早い段階で決定しやすいのかもしれない。

    「目は口ほどにものを言う。」ということわざがあるが、彫刻においてもそれは言えるのであろうなぁと思う。

    まだまだ研究の余地がありそうな部位である事は間違いないであろう。
    これからの私の「目」の表現方法も、ぜひお楽しみに!
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    1. 2010/09/07(火) 08:00:00|
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