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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    「日本野球発祥の地モニュメント」 こぼれ話。

    日本野球発祥の地モニュメント(部分) 撮影 松田光司「 日本野球発祥の地モニュメント 」(部分) 2003年 松田光司 作  < 場所 : 学士会館 >

    何度も言いたくはないが、この暑さ、頭もまわらないので、また息抜き的な話をご紹介。

    4月23日のブログでは「日本野球発祥の地モニュメント」について真面目な話を書いたが、実は設置の時、少し想定外の事があったのだ。
    これはちょっと仕事上の恥を晒してしまうような話なのだが、結果としてオーライであった出来事である。


    この仕事はやはり大きな仕事であったので、学士会、野球体育博物館、建設会社、石屋さん、そして私、と多くの人たちがかかわっていた。
    完成までには何度も打ち合わせがあり、それぞれの持ち分の仕事をこなしていった訳である。
    当然私はモニュメント制作が期限通り出来るようがんばったのである。

    で、無事、モニュメント設置の日を迎えたのであるが、何しろ180cmもある大きなブロンズの手である。
    重量は結構なものである。

    まあ当たり前の事であるが、ユニック車を手配していたのである・・・が、・・・何と時間になっても来ないではないか!

    時間も過ぎ、だんだん焦り出してきた時、学士会の人が、「人海戦術でいきましょうよ。」と提案もして下さったのだが、何しろ頭が重く下が軽い、という形である。また手で支えながら持てるような形でもないので、危険と判断し、その方法は取らない事になった。

    ・・・で、今からユニック車を手配しようか、とか色々考えていると、学士会のKさんが『よし、分かった、私にまかせろ。』とばかりに車の通りの多い道路に向かったのである。

    何をするのだろうと見ていると、信号で止まっている車に向かい手を挙げながら「はーい!そこのユニック車、ちょっとこっち来てくれない!」と大声でユニック車に話かけているではないか。

    実は、さすがに東京のど真ん中、待っている間に何台もユニック車が通り過ぎるのを見ているのである。

    何とKさんはその内の一台を(タクシーをつかまえるがごとく)つかまえてしまったのだ、・・・・恐るべし行動力、Kさん。

    ユニック車のおじさんも最初は訳が分からず驚いていたが、事情が呑み込めると「20~30分なら平気だよ。」と快く引き受けて下さったのだ。

    こうして学士会Kさんの活躍と、優しいユニック車のおじさんのお陰で無事、「日本野球発祥の地モニュメント」を設置する事が出来たのである。

    彫刻の設置現場というのは、結構予期せぬ事がいろいろと起こるものだが、この出来事も本当に忘れられない出来事のひとつとなっている。
    心の底からかかわって下さった方々に感謝!である。
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    1. 2010/08/22(日) 16:13:56|
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