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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    野球殿堂入りレリーフ石膏取り

    石膏取り作業過程 撮影 松田光司

    この写真は石膏取りをしているところ・・・石膏取りとは簡単に言ってしまえば粘土で制作したものをまったく同じ形のまま石膏に置き換えると言う作業の事。

    おととい野球体育博物館の佐藤事務局長と城部長が我が家に来て下さったのですが、事務局長から粘土原型時点でのOKをいただく事が出来ました。それで今こうして石膏取りの作業に取り掛かっているわけです。

    色々な考え方の彫刻家の人がいるので、他の人がどうしているか知りませんが、私の場合、石膏にした後もしつこく形をつめていきます。
    当然粘土でも徹底的に作りこむ訳ですが、石膏では石膏でしか出来ない0.何ミリ単位の仕事をします。

    これは口では中々説明できない所ですが、粘土の時も石膏の時もそれぞれある段階をこえるとフッと空気が変わる瞬間があるのです。
    単なる形の説明でしかなかった粘土の塊、そして石膏の塊、そこに命が吹き込まれる瞬間があるように感じます。

    別な見方をすると彫刻のまわりを透明感のあるきれいな空気が涼しげに流れている、とでもいうのでしょうか。

    この石膏取りをしているレリーフもそのような過程を経て作品として成立していくのです。
    先日も書きました通り、表彰が終わるまでは非公開と言う事になっていますので、夏までしばらくお待ちください。
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    1. 2010/04/15(木) 12:09:41|
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