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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    モデルさんとの会話。

    結実子さん首像制作途中⑤(石膏) 撮影 松田光司

    今日はまた久しぶりに結実子さんに来てもらった。(5月31日6月20日6月27日7月11日参照)





    石膏になってからは、1回目のモデルである。
    何度もこのブログで書いているが、石膏での仕上げは粘土と同じくとても重要である。

    さて今日は、制作というのがモデルさんのいる中、どんな感じで進められていくのか語ってみたい。

    1対1で、特に首像のモデルの場合、実はほとんどの時間しゃべっているのだ。
    一応、ポーズ時間と休憩時間を決めているのだが、傍でみていたらポーズ中なのか休憩中なのか分からないかもしれない。
    これは私のやり方だけが特別という訳でも何でもなく、彫刻家の中ではよく聞く話である。

    では何故しゃべるのか?

    ・・・それはとても単純な話、表情を観察したいからである。

    最終的には固定されたある一つの表情をつくる事になるのだが、それだけずっとみていてもどうしても硬い感じになってしまうのだ。
    で、いろいろな会話をする事により、その人の表情は勿論、考え、思想、内面性、癖など、あらゆる角度からみる事が出来る訳である。

    そこまでモデルを観察する事により、その人の内側から発している空気感を彫刻に封じ込める事が出来るようになるのだ。

    結実子さんももうモデルも長いので、いい加減慣れてきているが、最初はこんなにしゃべっていていいのだろうかと思っていたようである。

    さて、そんなとりとめのない会話とともに制作される「結実子首像」、いよいよ大詰めである。

    結実子さん、あとラスト一回、よろしくお願いします!(・・・といいつつ、次の作品のモデルもお願いしてしまったのだが・・・)
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    1. 2010/08/07(土) 22:03:36|
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