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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    最初に訪れた「気づき」とは?

    青梅の空 撮影 松田光司

    さて7月16日のブログで少しふれた、「大学1年生の時に訪れた気づき」について語りたい。



    前から何度かふれている事だが、私は高3から本格的に美術予備校に通いだし、一浪の末、芸大に入った。
    受験用とはいえ大学に入る前に、約2年間彫刻の勉強をしていた事になる。

    それなりにはやってきたつもりの私がある時、大きく目覚める事になる。
    ・・・・という表現では少し合わないので、言い換えてみよう。

    「今まで、彫刻家としては眠っていた事にまったく気づいていなかった、と言う事が分かった。」
    ・・・ちょっとややこしいがこの表現が一番あっている。

    それは大学1年の前期も終わりに近い、7月ごろ、その瞬間は突然訪れたのである。
    粘土で裸婦像を制作している最中、


    『あっ!なーんだ、これをつくれば良かったんだ!』・・・と、いきなり何か分かったのである。


    あまりに簡単な言葉で拍子抜けされたかもしれないが、まさにこの言葉の通りに心の中で思ったのである。

    2年以上、彫刻を勉強してきているので、何となくみる事が出来るし、何となく形がつくれる・・・が、その瞬間が訪れた時、何もみていなかったし、何もつくっていなかった事に気づかされたのである。

    みえ方というのはこうも一瞬に変わるものなのかと、自分自身が一番驚いたように記憶している。

    言葉で説明するのは難しいが、強いて例えるなら、水中でずーっともがき苦しんでいたのが、水面上に出た瞬間に楽になる、と言った感じであろうか?
    ・・・・この感覚の彫刻バージョン??である。(説明が下手で申し訳ない。)


    このあとも、いろいろな「気づき」というのは、やってくるのだが、最初のこの「気づき」は今でも心に深く印象に残る出来事となっている。
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    1. 2010/07/29(木) 11:59:26|
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