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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    榎戸項右衛門と小野優子。

    榎戸、小野二人展

    私は明星大学というところで非常勤講師をしているのだが、毎年楽しみにしている事がある。




    それは才能があるだけでなく、さらに努力をする学生に出会える事。
    あまり具体的な数は言えないが、正直かなり少数である。

    今までも何人かそう言う学生に出会う事が出来て、教える側としては本当に楽しくてしょうがないのだが、今ここに紹介する二人もまさに才能があり、努力する学生であった。

    その二人とは榎戸項右衛門と小野優子。

    学年がひとつ違う二人だが、当然1年生の時からそのキャラではなく、作品で目立っており、またこちらに対する反応も良かった。
    榎戸は何を聞いてくる訳でもなく、黙々と制作を進め、小野は私の一つ一つの言葉に納得のいくまでくらいついてきた。

    それぞれ答えの出し方、方法論は違ったが、制作に対する真摯で前向きな姿勢は見ていて気持ちの良いものであった。

    榎戸はかなり早い段階から自分の中にイメージする形があったようで、その形に対する追及、探求はかなり徹底しており、みるたびに真にせまってくるのを感じ取る事が出来た。

    一方、小野は制作している中で、常にその素材、その形と対話(格闘)しているようで、そこに終わりはあるのだろうか?というような造形に対する姿勢であった。私からみると未完成と思える作品の連続であったが、その繰り返しは確実に小野の造形力をアップさせていったのである。

    結果、ふたりともそれぞれ卒業時には「優秀賞」を受賞し、すぐにグループ展、個展などと活躍の場を広げていったのである。

    さてそんな二人が今回初めて「二人展」を開催する。

    グループ展の中での二人の作品をみた事はあるが、ひとつの空間に二人だけの作品をみるのは初めてである。

    まったく違う作風の二人がどんな空気をその空間に生み出してくれるのか?・・・一見の価値ありと思われる。

    興味を持たれた方は益子の「kyohan six gallery」」に、ぜひ足を運んでみて下さい。
    会期中、二人とも毎週土日は、ほぼ会場にいるとの事、・・・面白い話が聞けるかも・・・。
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    1. 2010/07/25(日) 15:38:08|
    2. 日常
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:2
    <<私にとって「講師」とは? | ホーム | 明星大学生涯学習講座 第6回目(ラスト)。>>

    コメント

    ありがとうございます

    卒業してからも先生には大変お世話になり、彫刻家としての先生の背中をずっと見させて頂いてます。
    先生のブログを読んで暖かい後押し(プレッシャー?)を頂いた気持ちです。ありがとうございます。

    まだまだ未熟ですが書いて頂いた文書に恥じないよう頑張ります。これからも宜しくお願い致します。
    1. 2010/07/26(月) 18:41:48 |
    2. URL |
    3. 小野優子 #K2Rmj1sE
    4. [ 編集 ]

    Re: ありがとうございます

    榎戸君と小野さんが大学のアトリエで学生として制作していたのが、つい昨日の事のように思い出されます。

    二人それぞれの世界がますます深くなっていく様子を見ていると、確かに年月も経っているのだなぁとあらためて認識させられます。

    展覧会の最終チェックで忙しいでしょうが、この暑さです。体には充分気をつけて二人展に臨んでください。

    では二人展、楽しみにしてます。成功をお祈りしてます。 
    1. 2010/07/26(月) 19:22:36 |
    2. URL |
    3. 具象彫刻家 #-
    4. [ 編集 ]

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