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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    粘土段階ラスト。

    結実子さん首像制作途中④ 松田光司作結実子さん首像制作途中④

    今日は粘土段階の最終仕上げのため、結実子さんに来てもらった。(5月31日6月20日6月27日参照)




    と言っても、今日で作品が完成という意味ではない。
    結実子さんがいる状態で出来る事をすべてやりきった後は、最後の塑造仕上げをひとりの時間と空間を使い、気の済むまで行うのである。
    たぶんあと何日かはかかるであろう。それが終わればいよいよ石膏取りの作業である。

    ただ石膏取りが終われば完成かと言えばそうではなく、前にも書いているとおり、私は石膏に置き換えた後も、しつこく作品のつめの制作をおこなうのだ。

    この石膏での工程でも粘土と同じく、とったりつけたりの繰り返しの中、制作は進められていくのである。

    粘土の時と比べ、より微妙で細かい所まで作り込めるという事もあるのだが、実は石膏になった後の方が大胆な修正を施せるという利点もあるのだ。

    例えば首の角度を変えるとか、全身像であれば腕をつけ変えるとか、粘土ではやりづらい事が石膏では簡単に出来る訳である。

    それぞれの素材の特徴を生かす事、また感じる事、作品の完成に向けてとても重要な事であったりするのだ。


    さて今回、結実子さんには粘土の段階で4回来てもらった事になるのだが、この回数とこの間のあけ方は理想的で、本当にありがたい。かなりイメージする像に近づいた感じである。

    まだ石膏にしたあとも、結実子さんには2回ほど来てもらう事になっているのだが、本当に感謝である。

    ある意味終わりがない世界であるのだが、確実に結実子さんの10年が形になっていく。
    本当に興味深く、面白い。
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    1. 2010/07/11(日) 22:01:55|
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